必要な手続きを取る

時計など

古い自宅の蔵からご先祖のお宝が出てきて、希少品と鑑定されて高値で買取される、というどこかのテレビ番組のように簡単に行かないのが刀剣の場合です。まずは刃渡り15センチ以上のものは地元の警察署に「発見届」を提出し、その後紆余曲折を経て所有が認められると「銃砲刀剣類登録証」が発行されます。しかしこの登録証と常に一緒に持ち歩かないと、「銃砲刀剣類等所持取締法」(いわゆる「銃刀法」)違反に問われてしまいます。  さて、買取を依頼するにしても、どこに頼めばいいのでしょうか。まず、その刀剣の価値を鑑定してもらうには、「日本美術刀剣保存協会」という団体に依頼するのが確実でしょう。営利団体ではないので、確かな鑑定が期待できます。

「日本美術刀剣保存協会」が鑑定する価値は上位のものから「特別重要」「重要」「特別保存」「保存」と4種類に分類されます。買取依頼に行くときは、身分証だけでなく「銃刀法」に基づき「銃砲刀剣類登録証」も持参しないと法律違反に問われます。そして、先ほど書いた協会発行の鑑定書があれば買取に有利となります。 大切なのは、事前にそのお店に電話して刀剣の状態などをできるだけ詳しく伝えてどうすればいいかを尋ねることです。刀にサビがあったので、査定に有利にしてもらおうと我流で刀を研いで大きく価値を減じてしまった、という例があります。日本刀の手入れは専門家でなければできませんので、素人考えで何かをするのは刀を台無しにしてしまう恐れすらあるので注意しましょう。